民族学博物館
Museum of Ethnology
Jun.07.2017
バス停になったレジェンド
Park Ji-Sung, South Korea 韓国サッカー界の英雄、パク・チソンのアカデミーに行ってみると、通りに面白いものが……。
U-20ワールドカップで韓国を放浪中、水原(スウォン)の宿の近くに朴智星(パク・チソン)のアカデミーがあることを知り、足を運ぶことに。
チソンといえば韓国はもちろん、アジア史上もっとも世界で活躍したサッカー選手でしょう。水原工業を卒業した真っ赤なほっぺの少年は、韓国代表をワールドカップ準決勝に導き、やがてはマンチェスター・ユナイテッドでヨーロッパ制覇……。映画のようなキャリアを歩みました。
「いまからパク・チソンのアカデミーに行くよ」というと、宿の一家は口々に「彼は韓国の英雄だ!」、「2002年を思い出すと鳥肌が立つ!」などテンションが上がり始め、2002年の思い出を口々に語り出しました。話が長くなりそうなので、「では、そろそろ」と宿を出て、アカデミーに向かうことに。
世界初!?ゴール型バス停を発見!!
施設をひと通り見学して帰ろうとすると、通りの向こうにバス停が。暑いし、宿まで遠いからバスで帰ろうと思い近づいていくと、あれ? なんだか奇妙なバス停だぞ?
2014年に現役を退いたチソンはいま、あの宮本恒靖さんも籍を置いたFIFAマスターコースでスポーツマネジメントを学んでいて、アカデミーの管理人によると「指導者になるより経営に興味があるみたい」とのこと。生きる伝説となったチソンは、まだ36歳。ピッチを所狭しと走り続け、「3つの肺を持つ男」と呼ばれた男は、どんな第2の人生を送るのでしょう。