路地を曲がればスタジアム
Stadiums
99年目に夢かなう
エスタディオ・ナシオナル・デ・チリ / Estadio Nacional de Chile
Santiago de Chile, Chile 2015年、開催国チリがコパ・アメリカ悲願の初優勝。熱狂の舞台となったナショナル・スタジアムを紹介します。

「来年のコパ・アメリカは絶対に面白いものが見られるぞ。だまされたと思ってチリに行ってみなさい」
ブラジル・ワールドカップで出会ったチリ人の言葉を信じて、チリに行ってみました。
その言葉はうそではありませんでした。南米王者を決めるコパ・アメリカは激戦に次ぐ激戦、最後に開催国チリが大会創設99年目の初優勝を飾ったのです。国中が狂ったようなお祭り騒ぎとなりました。
そのチリが全6試合を戦ったのが、首都サンティアゴに建つエスタディオ・ナシオナル。1938年に産声を上げた伝統のスタジアムです。

スタジアムへの道中を盛り上げるストリートミュージシャン。

サンチェス、ビダルなど、代表選手のお面が売られていた。

代表チームはみんなの希望。目を輝かせてチリ代表のバスを待つ。

スタジアム外周。

背後に迫るアンデス山脈。夕暮れになると山肌がピンクに染まる。

6試合すべてソールドアウト。5万人が歌う国歌は鳥肌ものだ。

みんなが掲げている、このグリーンのカードはなんだ?

裏面には「相手の国歌を尊重しましょう」といったメッセージが。このカードのおかげで国歌斉唱中、ほとんどブーイングが聞こえませんでした。

アルゼンチンとの決勝はPK戦に。優勝が決まると下町のバルは天地がひっくり返ったような騒ぎに。この写真を撮った直後、オッチャンたちは私を担ぎ上げ、「ハポネース! グラシアース!」と絶叫していました。