壁画ライブラリー
Murals
Mar.17.2017
ゼルビアからセルビアへ
Vojvodina Novi Sad, Serbia セルビアに滞在する町田ゼルビアのレジェンド酒井良さんから、嬉しい報告が届きました!

今季開幕前、J2の町田ゼルビアを取材する機会がありました。このクラブの功労者であり、引退後、育成、普及に携わっている酒井良さんのインタビュー。この席で、酒井さんがセルビアへ研修に行くことを聞かされました。

こちらが酒井さん。湘南、山形、沖縄を経て2006年、町田に入団。関東リーグ2部のゼルビアをJ2まで昇格させ、12年に引退。現役時代には、人気イベント「ふれあいサッカー」の立ち上げにも関わった。
「イングランドやドイツも候補に挙がりましたが、セルビアのボイボディナというクラブを選びました。単にゼルビアだからセルビアにしたわけじゃないですよ。ボイボディナは育成によって、強豪のレッドスターやパルチザンと渡り合っている。横浜、川崎、東京といったビッグクラブに囲まれ、育成で勝負するしかない町田にとって、彼らの生き方は学ぶべきものがあると思ったんです」
こうしてゼルビアからセルビアに旅立った酒井さんから先日、嬉しいメールが届きました。
「ウチのスタジアムにも壁画がありましたよ!」
そう、旧ユーゴスラビアやポーランドといった東欧の国々は南米に並ぶ世界有数の壁画の鉱脈。当ライブラリーは「壁画を見たらご一報を」と酒井さんにお願いしていたのです。
ということで以下の2点が酒井さんの発掘した作品。
1989というのは最後にリーグ優勝した思い出の年。このころ、まだユーゴスラビアという国がありました。
こちらはスタジアムの外壁。そういえば大宮で活躍するムルジャもボイボディナ出身です。
酒井さんは12月までセルビアに滞在するとのこと。壁画に限らず面白い話があったら、また教えてください。FC ROJIでは、世界中からの作品をお待ちしています。